草野球での送りバント

今回はよく話題になる「草野球で送りバントは必要?」というのに私なりの考えを・・・

正直、普通はというかみんなで楽しく草野球を週末楽しもうというので有れば必要ないと思っています。
それは以下のような理由から・・・
1.作戦的に送りバントの成功率がせめて80%くらいないとアウト1つを相手に献上する意味が無いと思う。
2.軟式球の速球をバントするのは技術的に難しく遅い球の投手ならゴロを打ってエンドランの方が成功率が高い。
3.1塁から2塁へ送るなら相手バッテリーが優秀でなければ盗塁の方が成功率が高い。

まぁ、その他にも週末の楽しい草野球で送りバントしたい選手はめったにいない(笑)というのも有ります。

しかし、大きな大会等で強豪チーム同士の対戦でどうしても勝たなければいけない・・・なんて場合は変わってきます。

私は草野球人生で一度だけ送りバントをしたことがあります。
もう13・4年前ですが大きなトーナメント大会での準々決勝で私は知り合いの強豪チームに補欠で参加してたんです。
両チームの投手が好投して5回まで0が10個並ぶ投手戦、6回表1死に相手のミスで1塁に走者これがその日やっと二人目の出塁。
ここで監督のAさんは私を代打に指名、走者も足の速い若手を代走にして出たサインが送りバントΣ(゚◇゚;)
練習ではバントやっていたけど、試合でやったことなんか無い私はドキドキしながらも左打席から三塁側に転がして奇跡的に成功。
私の次打者で捕手だから下位に入っていた元ノンプロ選手Yさんが左中間にタイムリーでこれが決勝点で勝利!

この時バントを決めてベンチに帰ってきて皆から「ナイスバント」と声をかけられたのは私の草野球人生でベスト3に入る良い思い出です。

監督Aさんの考えは、レベルの凄く高い相手投手からヒットを打てる可能性が有るのはYさんくらい。相手バッテリーのレベルから盗塁は厳しい。代走も出して下位打線で体格の良い左打者の私を代打で起用すれば相手はまさかバントは無いと思うだろう。成功すればスコアリングポジションに走者を置いてYさんの打席に賭けられる・・・

結果、この作戦は成功したわけです。つまり、こういう場面が度々有るレベルでの草野球では送りバントは必要ということ。

結局、草野球という大きなくくりの中で送りバントが必要かどうかはチームのレベルによるということです。
バントが必要なレベルの草野球が楽しいと思うチームもそうでないチームも存在しますから一概には言えない。

どちらも草野球の楽しみ方の一つですから。

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