草野球レベルで強いチームと弱いチームで最も差がつくのが守備力だと思います。
もっと具体的に言えばエラーの数が少なければ少ないほど強いチームだと思ってほぼ間違いないと思います。
もちろん大きなトーナメント大会を勝ち上がっていくチームや連盟の上位チームなんかはそうそうエラーをすることは少ないので他の要素（投手力や打撃力）が勝ち負けを左右しますが、普通に休日の草野球を楽しくやってるレベルですと大抵は守備のエラーの数と投手の四球の多い方が負けることになると思います。
その守備の中でも草野球で私が最も重要だと考えているのが送球です。
もちろんゴロやフライを捕球することも大事なのですが、一番失点に絡んだりピンチを招くことが多いのは送球エラーではないでしょうか？
例え内野ゴロを見事に捕球してもファーストへの送球が大暴投ではアウトを取るどころか２ベースと同じになりますし、外野フライをキャッチしても中継までの送球がいい加減だと無駄に走者を進めてしまいます。
また、野球経験が無く草野球から始めた初心者の方が一番上達しないのが送球だとも思います。
もし、チーム全体で送球エラーをほとんどしなくなればそれだけで中堅クラスの草野球チームになるでしょう。
私も寄る年波には勝てずに最近は比較的楽そうな一塁を守ることが多いのですが、草野球の一塁手は全然楽じゃありません。
なんせ内野の守備からの送球が右へ左へ曲がりまくるしショートバウンドなんか当たり前ですから（笑）
で、上手い人の送球というのは真っ直ぐ来るしワンバンしても勢いが落ちない（球速にかかわらず）ため捕球しやすいのに対し送球ミスが多い選手の球はバウンドしたときに勢いが落ちて上に跳ね上がるような感じで捕球しにくいのです。
あと、送球ミスを連発する選手は大抵がボールを届かそうとして上に向かって山なりの送球になりがちで捕球する直前でショーバンになったり受け手の頭を越えてしまったりします。
私が守備について送球するときに気をつけていることは無理にノーバウンドで届かそうとせず、出来るだけ低い弾道で強く押し出すイメージでリリースポイントを前にすることボールの中心線をしっかり握ってスナップを利かせて投げること。
これだけでもかなり送球は安定すると思います。
それと、送球は投げるだけでなくキチンと捕球する選手に送り届けるのが目的だと常に意識することが大事ですね。
送球をレベルアップする練習方法なんかはまた別の機会に書こうと思います。
