チーム運営のスタイル

チームの運営でまず大切なのはどういうスタイルで運営していくのかという点です。
おそらくこのページを読んでいる人はチームの主催者だとか代表者、もしくはこれからそうなる人だと思います。

つまり、簡単にいうとあなた自身がどこまでチーム運営の負担を負うことができるかでチーム運営のスタイルは決まります。

草野球チームの運営は私の経験上大きく2つのタイプに分かれます。

1.代表者がチーム運営の仕事のほとんどを1人で引き受けるチーム
2.代表者以外のメンバーがチーム運営の仕事をかなり分担して受け持つチーム

当然、1のタイプの場合は代表者であるあなたの負担は大きくなってしまいます。
チームとしては2が理想的だと思いますし、多くのチームが発足時には2を選んでいますね。

しかし、現実的には何年もチームをやっていると代表者かそれに順ずる誰かに負担が集中してしまうチームが多いのは事実です。
その理由は当然メンバーの中で決められた役割をサボったり、草野球ですから仕事や家庭の都合などでこなしきれない者がでてきたりすることも有りますが、運営する代表者からすると1人でやってしまった方が効率良くて楽・・・だったりすることも有ります。

チームの運営の仕事はどんなものが有るかというと・・・

①渉外担当・・・チームの代表として他のチームとの試合を組んだり、所属連盟やリーグの会合に出席したりする。
②会計担当・・・チームの運営資金の管理、部費の徴収、グランド代・審判代等の支払いをする。
③道具担当・・・チームの道具(捕手用具、ヘルメット、小物類等)の管理運搬。
④記録担当・・・スコアをつけたりメンバーの成績を管理する。

等が主なものになりますが、チームによってはHPの更新等の担当やビデオや写真を撮る担当等も有るでしょう。

さてあなたのチームは①~④の仕事を割り振られたメンバーが毎回試合に来ることは可能でしょうか?
例えば会計担当が試合に来れない場合、チームの代表にチームのお財布を預けたりします。また、道具担当がお休みの時も代表に道具を預けたり、記録担当が来ないから代表がスコアつけたり・・・
つまり、せっかく仕事を分担しても分担して受け持ったメンバーの出席率が良くないと結局は代表者や出席率の良いメンバーがその仕事を肩代わりすることが多くなります。

そんなわけで多くのチームが出席率の高いメンバー(たいてい監督とか代表とか)に仕事が集約され、結局は代表者も自分が全部一人でやってしまった方が面倒くさくないと思ってしまいます。
もし、メンバーに毎回活動に参加できる者が何人もいるチームで無い場合は2のスタイルのチーム運営は難しいといえるでしょう。

前に「チームを作る前に」で書いた「監督とかGMとかいうのは草野球チームにとって実質的には大いなる雑用係である」というのはこういうことなのです。

私の経験では、長く続いている草野球チームはチームの雑用を1人で引き受けてくれる代表者と補佐するメンバー2~3人というスタイルのチームが多いように思います。

チームの運営!
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